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サラエボの花
sarajevo

サラエボの花

私もあまり知らない東欧の国、ボスニア・ヘルツェゴビナの映画です。
複雑に、他民族が混じり合って暮らしている首都サラエボでは、
イスラム教のモスクから、教会、瓦礫化したままの古い建物、新しいビルなど、
物自体も混じり合っています。

少ししか滞在できなかったけど、
なんだか「サラエボらしい」って表現が使えないくらい多様な町でした。
死んだようで、生きている。
ヨーロッパのようで、イスラムらしいしっとりとした雰囲気も漂っているのです。

映画の内容はというと、これまた複雑です。
この国では、民族紛争の傷跡が今でも残っています。道に大きな爆弾の跡があったり、
ビルは壊れたまま、という風景がサラエボのあちこちで見られます。
作品の母子も、この内紛の犠牲者です。
セルビア人に捕まっていたボスニア人の深い傷を描いています。

私も、このあたりの歴史をあまり詳しく知らないので、
もっとお勉強しないといけないのですが。。。

とにかく、お母さんって、これほどまでに傷ついていても、
娘を愛することができるんだと辛い辛い気持ちになります。

言葉ではうまく言えないので、みなさんぜひ観てみて下さい。
とっても、痛い映画です。

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ペルセポリス
persepolis

ペルセポリス

去年、フランスでは、この映画が大ブームになりました。
アニメ作品ながらも、カンヌ映画でノミネートされ、監督賞を取りました。

もともとは、マンガとして発売されていたのですが、
ストーリーを気に入った監督が、作者と一緒に全て手作業で映画化したそうです。

作者のマルジャン・サトラピは、イラン人ですがフランスの美術学科に留学し、
卒業後、イラストレーターとしてフランスで活躍しているそう。
個人的な話ですが、彼女が学位を取った町は、私も留学していたストラスブールなのです。

作品は、1979年のイラン・イスラム革命前から革命後のイラン社会の変化を描いたもの。
的確でコミカルな表現で、イラン社会を風刺しています。

現在のイランは、イスラム法が確立され、
個人の生活もイスラム法に制限されている部分が多くあります。
でも、イスラム法とは、政治家が権力を振りかざすために神の名をかりて、創り上げた法律です。
個人ひとりひとりの心まで、操る事はできません。
そんな人々の心情と、政府の必死で大胆な政策の間の「温度差」を、
ちょっとあざ笑いながら、分かりやすく説明しています。

実際に、皆がイスラム原理主義者だと思われてがちなイランの人々は、
政府からの抑圧に耐えかね、地下や家庭ではじけた生活をしている人も多いそうです。
今では、若者の信仰離れが進むなど、
政府の思惑は見事に裏目に出てしまったような部分もあります。
逆に、政府は政教分離を掲げていて、人々にイスラムを押し付けないけれど、
真の信仰を心の奥底から表す人が多い、トルコなどその形はさまざまなんだなあと思います。
とにかく、日本のアニメとはまた違うアニメの可愛らしさだけでも、
十分に楽しめる作品なので、ぜひ観てみてください。

最近の石油の値段高騰で、株への影響が強いそうです。。。

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サルサ!
salsa

サルサ!

大好きな映画のひとつ。
キューバのリズムと、きまりのないダンスが好きです。
フランスに住む、キューバの人々の気持ちや、
肌が黒い人々の陽気さにあこがれる白人の戸惑いなど、
胸を打たれながらも楽しめる作品です。

何といっても、登場人物それぞれのキャラがとってもいい。
とことんキューバ人になりきってしまう、フランス人のボンゴ。
すっごく地味だったけれど、サルサとの出会いで
本当の自分を見つけたヒロイン(名前忘れちゃった)。
キューバ出身のメンバーはもちろん、おばあちゃんが素敵すぎて、輝いています。
こんなおばあちゃんになりたいです。

本当のサルサには、ステップなど色々なルールがあるみたいだけど、
みんなが自然に体を動かしてしまう、ローカルなサルサやサンバが大好きです。
社交ダンスっていうより、もっと大衆的なサルサに触れる場所が日本にもあったらなあ。

一度観たら、元気がでます。
とってもおすすめな映画です。

◆おすすめ関連映画◆

buena vista social

ブエナ☆ビスタ☆ソシアル☆クラブ

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菊次郎の夏
きくじろう

菊次郎の夏

初のおすすめ方邦画はこれです。
北野武の『菊次郎の夏』。

なんの変哲もない少年が、武たちに出会って楽しい夏の思い出をつくる、というお話。

でも、これがすごくおもしろいんです!
ユーモアたっぷりで、お笑いに厳しいわたしも、ずっと笑っていました。
すごくくだらないネタが多いのに、おもしろい。
それに、ロードムービーっぽくて、あきません。

日本の夏って感じもすごく伝わってきて、自分の子供の頃の夏を思い出します。
きゅんとします。外で遊んで、すずしい夕方にお家に帰るときのあの気持ち。
今でも、夏の夕暮れほど、切ないけど幸せを感じる時はありません。

でもこれって日本の夏特有で、海外の夏の夕暮れはまた違うような気がします。
ヨーロッパの夏は、日が暮れるのが9時とか10時で、
夕暮れっていうよりあら暗くなった、っていう感じです。
その時は、オープンカフェで友達と話し込んでいたり、家で料理してたりして、
時間的に日暮れを気にしていられないのかもしれません。
でも、オープンカフェでいつまでも日が暮れない、っていうこの感じも大好き。

1度イランで過ごした夏の夕暮れは、とっても素敵でした。
日本の夕暮れと似ていて、昼間はすっごく暑いのですが、夕方になると心地よく涼しくなってきます。
涼しくなると、中庭に絨毯を敷いて、果物やあまいチャイを飲みます。
町にでると、毎日がお祭りのようににぎわっています。
小さな子供も、おじいちゃんもおばあちゃんも家族揃って、
遅くまで町を歩いて散歩します。
ちょっとはずれの方に行くと、芝生があるところはどこでもみんな、ピクニックをしています。
果物とチャイがあれば、どこでもピクニックをしてしまうのです。
そういえばトルコでも、家族揃って町を散歩している人がたくさんいました。

夜のお出かけは夫婦やカップルのもの、というヨーロッパも素敵だなと思ったけど、
こうやって小さな子供もちゃんと連れて行ってもらえる、というのも楽しそう。

私は個人的に、イランやアラブの国やメキシコで感じた町の活気と、
ガソリンと太陽が混ざったようなにおいが好きです。
暑い上にガソリン臭いなんて、心地よいものではないけど、
なんだか「生きてる」って感じがするのです。

武の映画でここまで話がそれてしまったけれど、
この映画は、今の日本が詰まった作品だと思います。
東京のごちゃごちゃした町並みから、ちょっと田舎のかわいい自然風景、
日本に欠かせない自虐的なお笑い、はにかんだような曖昧な愛情表現。
とっても日本的で、大好きな映画です。
日本にしかない特別な要素が詰まっています。

外国人に日本を紹介するような映画は、と聞かれたら、
この作品と、菊池凛子が出演している『図鑑に載ってない虫』をすすめます。
この2つで、日本が70%くらい分かってしまうかもしれません。
『図鑑に載ってない虫』についても、また書きたいと思います。




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やさしい嘘
やさしい嘘

やさしい嘘

グルジア映画です。
今のところ、グルジアに触れることができた初めてのソースです。

もう、景色とか、家の中に飾ってある刺繍とか、おばあちゃんのガーデニングとか、
きゅんとするほど、可愛いものばかりなのです。

グルジアって、イランとかアゼルバイジャンとか、アルメニアに近くて、
ロシアにも近くて、不思議な雰囲気が入り交じっているのだろうと、とても興味があります。

ヨーロッパでも、トルコやアラブの国でも、
旅していてとっても面白いのは、おばあちゃんやおじいちゃん達のファッションチェック。
可愛らしくて、おしゃれだけど、リラックスしています。
私も、こんなおばあちゃんたちのファッションから
たくさんインスピレーションを受けています。

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