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菊次郎の夏
きくじろう

菊次郎の夏

初のおすすめ方邦画はこれです。
北野武の『菊次郎の夏』。

なんの変哲もない少年が、武たちに出会って楽しい夏の思い出をつくる、というお話。

でも、これがすごくおもしろいんです!
ユーモアたっぷりで、お笑いに厳しいわたしも、ずっと笑っていました。
すごくくだらないネタが多いのに、おもしろい。
それに、ロードムービーっぽくて、あきません。

日本の夏って感じもすごく伝わってきて、自分の子供の頃の夏を思い出します。
きゅんとします。外で遊んで、すずしい夕方にお家に帰るときのあの気持ち。
今でも、夏の夕暮れほど、切ないけど幸せを感じる時はありません。

でもこれって日本の夏特有で、海外の夏の夕暮れはまた違うような気がします。
ヨーロッパの夏は、日が暮れるのが9時とか10時で、
夕暮れっていうよりあら暗くなった、っていう感じです。
その時は、オープンカフェで友達と話し込んでいたり、家で料理してたりして、
時間的に日暮れを気にしていられないのかもしれません。
でも、オープンカフェでいつまでも日が暮れない、っていうこの感じも大好き。

1度イランで過ごした夏の夕暮れは、とっても素敵でした。
日本の夕暮れと似ていて、昼間はすっごく暑いのですが、夕方になると心地よく涼しくなってきます。
涼しくなると、中庭に絨毯を敷いて、果物やあまいチャイを飲みます。
町にでると、毎日がお祭りのようににぎわっています。
小さな子供も、おじいちゃんもおばあちゃんも家族揃って、
遅くまで町を歩いて散歩します。
ちょっとはずれの方に行くと、芝生があるところはどこでもみんな、ピクニックをしています。
果物とチャイがあれば、どこでもピクニックをしてしまうのです。
そういえばトルコでも、家族揃って町を散歩している人がたくさんいました。

夜のお出かけは夫婦やカップルのもの、というヨーロッパも素敵だなと思ったけど、
こうやって小さな子供もちゃんと連れて行ってもらえる、というのも楽しそう。

私は個人的に、イランやアラブの国やメキシコで感じた町の活気と、
ガソリンと太陽が混ざったようなにおいが好きです。
暑い上にガソリン臭いなんて、心地よいものではないけど、
なんだか「生きてる」って感じがするのです。

武の映画でここまで話がそれてしまったけれど、
この映画は、今の日本が詰まった作品だと思います。
東京のごちゃごちゃした町並みから、ちょっと田舎のかわいい自然風景、
日本に欠かせない自虐的なお笑い、はにかんだような曖昧な愛情表現。
とっても日本的で、大好きな映画です。
日本にしかない特別な要素が詰まっています。

外国人に日本を紹介するような映画は、と聞かれたら、
この作品と、菊池凛子が出演している『図鑑に載ってない虫』をすすめます。
この2つで、日本が70%くらい分かってしまうかもしれません。
『図鑑に載ってない虫』についても、また書きたいと思います。




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