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Dunya & Desie
d&d

Dunya en Desie


オランダ航空の機内で観ました。
オランダに住むモロッコ移民の娘ドゥンヤと、生粋のオランダ人デイジーが
友情を通して、お互いの人生を見つめ合うというお話です。

モロッコ人の娘として、一方ではオランダ人として、
自らのアイデンティティーのあり方に戸惑うドゥンヤ。
親から望まれずに生まれて来たデイジーの心の傷は、
突然の妊娠をきっかけに再び痛みだしてしまいます。

ドゥンヤは親からの言いつけで、モロッコ人とのお見合いを強いられ、
モロッコに向かいます。
デイジーも、モロッコに住むという実の父親を求めてモロッコに。

遠く離れたモロッコの文化を全く理解しようとしないデイジーに
ドゥンヤは苛立ちを覚えるものの、デイジーの自由で素直な生き方を
少しだけうらやましいと感じるドゥンヤ。
2人はデイジーの父親を探し求めて、モロッコ中を駆け巡ります。
でも、本当に探し求めているのは、自分自身。

何のために、誰のために生まれてくるのか。
辛くても生きて行かなくてはいけないのは、どうしてなのか。
そんな問いを彼女たちも持っています。
でも、答えがでなくても平気。
生まれてこなければ、こんなにも大切なものを、
何一つとして感じられなかったはず。
そんなことを語りかけてくれる作品です。
彼女たちと一緒に、自分も「旅」を終えたような気分になります。

全く違う生き方をしている2人が、
その「違い」を空気のように受け入れ、自分らしく生きている。
でも、本当は「受け入れる」こともなく、それを意識すらしていないのかもしれません。

異文化を意識して、受け入れられる自分を評価してしまいがちだった私は、
色々なことを見るうちに、自分らしくいることを忘れかけてしまっていたのかもしれません。

もうひとつ、私の心に残ったのは、2人の名前です。
アラビア語、トルコ語などで「世界」を意味するドゥンヤ。
可愛らしくて、素朴なお花の名前でもあるデイジー。
どっちも素敵だなあと思いました。
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靴に恋する人魚
くつに恋する人魚
靴に恋する人魚

ビビアン・スーが可愛すぎます。
それに靴も...。
かわいい靴は本当に魔法みたいだな、と思います。
きれいに磨いた靴を履くだけで、幸せな気分になれます。

この映画では、靴やビビアン・スーだけじゃなくて、
ファッションもインテリアもすべてがかわいいのです。
本当にかわいい!!
ちょっと不思議な登場人物ばかりだというのも、もう作品自体がおとぎ話みたい。

足の手術をして歩く事ができるようになったその少女は、靴が大好きな女性になりました。
誰よりも靴が似合うドドは、やがて運命の人と幸せに暮らすようになります。
でも、ある日事故に遭い、やっと手に入れた足を再び失ってしまいます。
生き甲斐でもあった靴を履けなくなった彼女は、死んだ魚のようになってしまいます。
でも最後はハッピーエンド。足がなくても幸せを手に入れたようです。

映画のテンポが独特で、作品のあちらこちらに色々なからくりが。
とにかく可愛い映画なので、女の子には特におすすめです。

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300
300

300 <スリーハンドレッド>

しばらく更新をお休みしていました。
今回は、ちょっと違ったカラーの映画です。

戦闘ものの血が沢山でる作品は、気合いを入れて観ないと
なかなか疲れてしまうのは私だけでしょうか。

きれいな作品でした。
戦って殺し合うシーンが、とってもきれいに芸術的に描かれていました。
戦闘シーンだけではなく、映画全体でスローモーションなどが沢山使われていて、
観ていて素敵な作品でした。

内容はというと、かなりペルシャ軍を下に見たような視点で、
とにかくクセルクセスがとんでもない悪役になってしまっています。

目がくぎづけになってしまう、シンプルな映画です。

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キカ
kika


キカ

おなじみ、ぺドロ・アルモドバルです。
とってもクレイジーです。特に主役のキカは、いくらスペイン女性とはいえ、図太すぎます。
でも、観てて下らなすぎて、きもちの良い作品です。

何より、カラフルなものに囲まれているキカは、
暗くなりようがないのかもしれません。

ばかっぽいけど、幸せそうなキカです。
やっぱりハッピーに生きるのがいちばん。
悲しい事や辛い事も、笑顔の下にしまってしまえば、枯れて肥料になってくれるかもしれません。
と、思わせてくれる映画です。

でもストーリーは意外に複雑。
ぶっとんでいながら、どろどろの男女関係がさわやかに描かれています。

衣装は、ジャン・ポール・ゴルティエが手がけたそうで、これまたぶっとんでます。
特に、インタビュアーのアンドレア。
カメラをつけた鎧を着たり、胸が開いた(本当に開いてます)深紅のドレスだったり。。。
キカの真っ赤で、おちゃめなファッションも見ごたえがあります。







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サラエボの花
sarajevo

サラエボの花

私もあまり知らない東欧の国、ボスニア・ヘルツェゴビナの映画です。
複雑に、他民族が混じり合って暮らしている首都サラエボでは、
イスラム教のモスクから、教会、瓦礫化したままの古い建物、新しいビルなど、
物自体も混じり合っています。

少ししか滞在できなかったけど、
なんだか「サラエボらしい」って表現が使えないくらい多様な町でした。
死んだようで、生きている。
ヨーロッパのようで、イスラムらしいしっとりとした雰囲気も漂っているのです。

映画の内容はというと、これまた複雑です。
この国では、民族紛争の傷跡が今でも残っています。道に大きな爆弾の跡があったり、
ビルは壊れたまま、という風景がサラエボのあちこちで見られます。
作品の母子も、この内紛の犠牲者です。
セルビア人に捕まっていたボスニア人の深い傷を描いています。

私も、このあたりの歴史をあまり詳しく知らないので、
もっとお勉強しないといけないのですが。。。

とにかく、お母さんって、これほどまでに傷ついていても、
娘を愛することができるんだと辛い辛い気持ちになります。

言葉ではうまく言えないので、みなさんぜひ観てみて下さい。
とっても、痛い映画です。

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